2010/11/15

新AppleTV は、なかなか秀逸

早速というか、「新AppleTV」を買った。・・・信者だと云われた(笑)

寝室の小さなTVにつないでみた。手のひらサイズ¥8,800円、Apple の垂直統合モデルであるという限界はあるにしろ、それ故にというべきか、なかなか秀逸な製品だと思った。試しに一台買ってみたが、複数台買い増して家中のTVやAVシステムにつないでしまいたい衝動に駆られている。

<欲しかった理由>

そもそもなんでAppleTVを買ったかといえば、うちにあるiPod/iPhone/iPad の母艦になっているPowerMacG5に入っているCDにして600-700百枚分(推定)の音楽を、リビングや寝室のステレオやTVから聴くことができるようにするためである。

そんな単純なことを実現するために、長い間、いろいろやってきたのである。最初期は、大容量のiPod に中身を全部入れ、ドックからの音声出力や、AVアンプ・メーカーが出している専用のコントロールドックでAVアンプにつないだりしていた。AirMac Express にステレオのAUX端子をつないでリモートスピーカーにしてみたりもした(これは手元でコントロール出来ないのが問題だったが、今ならリモート・アプリで問題解決できるかな)。無線LANにつないだもう一台の MacBookで母艦とライブラリ共有してMacBook側をステレオにつないだりもした。

最近はDLNAサーバ/クライアント機能やネットワークHDDを使ってそれをやろう格闘していた。TVやPS3にクライアント機能があったので、Macにサーバー機能を持たせたり、ネットワークHDD にライブラリを全部コピーしたり。シェアウェアの中にはよくできたものもあって、PS3からだとまあまあ使えるものもあった。が、iTunes そのものの使い勝手には及ばず、今ひとつという感じ。クライアント側の機器によって見える/見えない、フォーマットによって再生できる/できないなどもあって、どうも思うようなことが思うようにできない。

まあ、こういうことに興味が有るわけだから、前のバージョンの AppleTV が発表されたときも買おうかと迷ったほどである。が、当時は自分の中で何か決定打にかけるものがあった。しかし、今回のサイズ、値段、「ストリーミング再生装置」と割り切ったコンセプトを見て、ああ、これが欲しかったものかもしれない、と確信したわけだ。

<セットアップは簡単>

さて、セットアップは簡単。電源ケーブルをつなぎ、HDMIケーブル(⇒別売なので注意)でTVと、あと、今回は有線でLAN接続したのでイーサネットケーブルでネットワークとつなぐだけであった(無線LANにも対応している)。

TVの電源を入れ、接続した入力先に切り替えると、有線LANであったために何もしなくても自動的にネットに接続されていた。あとは設定のメニューのなかからコンピュータを選び、ホームシェアリングを行うためにAppleIDとパスワードを入力しただけである(母艦側は既にホームシェアリングの設定済)。

入力はこの段階では画面に表示されるソフトキーボード上でカーソルを上下左右に移動させて行う。まあ、こういった方式はちょっと面倒ではあるが、難しいわけではない。上下左右・決定・メニュー・再生/一時停止しかボタンのないシンプルの極みのような付属リモコンでも操作できるようにするにはこれしかあるまい。

以上で終了。

<所感>

セットアップが終われば、母艦のiTunesライブラリはストレスなく見られるし、YouTubeも、Flickerも、始まったばかりの映画レンタル視聴などもできる。いや、その程度のことなら、CATVやPS3や、その他のものでも実現しているというのはわかるんだが、こちらのほうがインターフェイスが良く出来ていて使いやすいし、何よりも動作が俊敏でストレスがない。使ってみようという気分になる。

AppleTVを期に開始された映画のダウンロードレンタル/販売は、私の場合は母艦側でダウンロードしてiPadで同期というような使い方には興味があっても、TVで見ようとはあんまり思わない(BDもあるし、WOWOW録画等もあるし、、、)のだが、これだけ操作性がよいのなら、ついつい使ってしまうかもしれない。\8,800というHW値段は、確かにHW的にどうこう言うほどのものではないからというのもあるんだろうが、どこかトロイの木馬的なところがあって、これが売れたらコンテンツも売れるというのも念頭にあるだろう。

セットアップ時の文字入力方式が少し面倒だと感じたのだが、セットアップ後にiPhone やiPad の "Remote"アプリからAppleTVを操作できるようにペアリングというか、登録ができるようになる。そうすると、「検索」など文字入力が必要な局面でiPhone/iPad上でキーボード入力モードが立ち上がるのである。これは感動的に便利。たくさんあるライブラリー内から目的のコンテンツを探し出すのにも、iTunesライクなインターフェイスが使える。これもまたすごく使いやすい。

AppleTVのリモコンではTVの電源や音量の操作はできないが、このリモコン、赤外線方式だよね。おそらく標準的な学習リモコンに覚えさせることができるんじゃないかと思う。寝室もTV、R1のDVD、BD、そしてAppleTVとリモコンが増殖してきたので、次は学習リモコンに1本化することにチャレンジしてみよう・・・え、何? AppleTV側で他のリモコンを学習してくれるの?えー!!!すごいぞ、それ!! 画期的すぎる。(でも、DVDやBDもまとめて1本化したいんだよな。。。)

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