ロミュランの鉱物採掘船の指揮官であるネロの協力を得て、宙域に破滅的な影響を及ぼす超新星を葬りさる計画を実行に写したスポックであるが、不幸なことにロミュランの壊滅を食い止めるのには間に合わなかった。
そんなスポックの前に、眼前で母星を失い、妻子も失った悲しみで逆上するネロが現れる。追撃をかわしたスポックは「レッド・マター(赤色物質)」を使って人工ブラックホールを作り、間一髪で超新星を消滅させるのに成功する。。。のだが、ブラックホールが作り出した時空の裂け目はスポックの乗る宇宙船と、ネロの乗艦を丸ごと飲み込んでしまうのだった。
そんな話である。
舞台が24世紀なので、主に 『The Next Generation』シリーズのキャラクターが客演しながら話が進む。これが、従来ファンに向けたお楽しみというわけである。
惑星連邦の駐バルカン大使として着任しているピカード。クリンゴン艦隊を率いるウォーフ将軍。引退し、自らの設計による特殊な航宙艦を建造しているジョーディ。そして、B-4のニューロ・ネットにメモリーバンクをコピーすることで復活し、エンタープライズの艦長を務めるデータ。
キャラクターが出てくるのは嬉しいが、作中での扱いに不満の残るキャラクターもあり、これが正史だといわれるのは正直、嫌だな、と思う。特に、ウォーフの扱いには納得がいかない。(続く)
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