2011/09/28
やっと Star Wars (BD) が届いたよ
9月16日世界同時発売の「スター・ウォーズ」Blu-ray BOX だが、円高によるお得感もあって北米盤の注文をしてあったため、国内での発売にともなうお祭り騒ぎ(?)に随分乗り遅れてしまった。が、amazon.com 普通便での配送で、9月27日に到着。9月中には届くだろうと思っていたので、だいたいこんなものか、という感じ。
うちのポストは小さいのだが、今回の配送はSWだけだったこともあり、他の配達物といっしょにポストの中に突っ込んであった。いつもは不在通知を持って郵便局の「ゆうゆう窓口」(だっけ?)までひとっ走り受取りにいくのだが、今回はその手間が省けてラッキー!
北米盤のパッケージの外観(箱)のデザインは国内盤と変わらない感じだ。
・・・が、外箱から中のケースを取り出してみると、写真にあるような紙のブックスタイルになっている。紙の台紙にプラスティックのケースが貼りつけてあるデジパックとは違って、厚みのある紙の頁にスリットがあって、頁の厚みの中にぴったりとディスクが収まる。これ、同じ20世紀フォックスの「エイリアン・アンソロジー」北米盤も同じスタイルだった。愛蔵版として質感も高く、なかなか良い感じだと思う。BOXものはこういうのがいいなぁ。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は安っぽかったもんなぁ。
そのかわりかどうかしらないが、ディスク盤面のデザインはあっさりしたものである。せっかくだから、それぞれの頁のイラスト印刷と一体となるような盤面だったら最高だったんだけど。国内盤は1枚1枚にキャラクターが印刷されているんだよね?
とりあえず、エピソード4だけ見た。いくらジョージ・ルーカスが今後は1から順番に、といっていても、やっぱり、制作順に見るのが王道というものだろう!
ディスクを国内仕様のBDプレイヤーにかけると、日本語で注意書き、ウォーニングの類が出てきた。なので「おや?実はディスクの仕様は世界共通で、プレイヤーの設定次第でメニュー、アクセスできる字幕や吹き替え音声の種類が切りかわるタイプなのか?」と思ったが、本編には(当然ながら)日本語字幕・音声の収録はなかった。やっぱりそうだよねー。
そういえば、このあいだ見た北米盤の『荒野の用心棒』も、冒頭のウォーニングだけ日本語で出たが、本編は北米仕様で日本語字幕・吹き替えはなかったっけな。まあ、最初から期待していないのでどちらでもよいのだけど。なんか不思議な感じだな。
見た感想としては、解像度が上がったことで、もともとのフィルムの解像度のよいシーンとなんとなくごまかしていたシーンの差がはっきりわかっちゃうんだなぁ、というのが印象的だった。合成シーンの粗とかも。まあ、それも含めて楽しく、興味深くはある。
あと、1997年の「特別編」で追加されたCGIの生き物は、やっぱりなんか不自然にみえる。CGIに置き換えられた一部のXファイターのシーンもそこだけ少し浮いているしな。
エンドクレジットはCGIのスタッフとかも出てきたので、1997年の特別編準拠だと思うが、ちょっと気になったことがあるのでもう一回確認しようと思っている。
内容面では、オビ・ワンの台詞や演技、R2D2の振る舞いなど、新3部作を踏まえてみると、いろいろ意味合いが変わって見えてくる部分が多く、改めてそういう視点でみると、とても面白い。また、英語のセリフだとそこそこ巧妙に新3部作との整合問題を回避できているように感じた。よく指摘されている矛盾のいくつかは、字幕・吹替に起因しているんじゃないか。
あと、見てないのだけど、特典ディスクの中にある旧3部作絡みの3つのメイキング、昔、LDで出てたやつといっしょだよね。多分、まだ持ってるんだけど、これで処分できそうだ。
2011/09/05
"The Man with No Name" 3本揃った!
円高に負けて購入した北米盤BDが何枚か届いた。今回届いたものの中にあった2本と、前から持っていた1本で、セルジオ・レオーネ監督、クリント・イーストウッド主演のマカロニ・ウエスタン三部作が揃った。並べてみると、なかなか壮観。
1)Fistful of Dollars (『荒野の用心棒』)
2)For a Few Dollars More (『夕陽のガンマン』)
3)The Good, the Bad, and the Ugly (『続・夕陽のガンマン地獄の決斗』)
この三本、明確にシリーズと意識されて作られたわけではないけれど、ポンチョを身に纏って葉巻を加えたイーストウッドのキャラクターが作品中、あだ名で呼ばれていて本名不詳であることから "The Man with No Name" 三部作と呼ばれている。
3本セットはしばらく前から出ていたようだが、先に単品で出た "The Good, the Bad, and the Ugly"を買っていたので、それ以外の作品がバラ売りされるのを待っていたんだよね。
さて、台風が来るっていうので出かける予定を取りやめていたこともあり、週末に今回新しく届いた"Fistful of Dollars"と"For a Few Dollars More"を見た。
国内用のプレイヤーでかけると、両方とも日本語で警告文などが出るのだが、本編に日本語字幕や吹き替えは入っていない。あれ、"The Good, the Bad, and the Ugly" は入っていたような気がするんだけどな。まあいいや。
内容は、正直、僕なんぞが説明するまでもないのだが、一応書いておく。
"Fistful of Dollars"は邦題『荒野の用心棒』が全て言い表しているように、黒澤明『用心棒』の翻案。流れ者が町に現れて、悪党の2大勢力を敵対させて壊滅させるというものだ。100分程度の尺でタイトにまとまっていて面白い。この映画、僕の世代の映画では『バック・トゥ・ザ・フューチャーPart II, III』で引用されているのが有名。『Part III』の決闘シーンは本作へのオマージュであり、パロディだ。
"For a Few Dollars More"は、2人の賞金稼ぎが時に協力しあい、ときに裏をかきながらも札付きの悪党一味を追うという話。前作より長い130分くらいの尺になっている。イーストウッドとリー・ヴァン・クリーフがダブル主演という感じになっているのだが、イーストウッドのライバル・キャラクターを演じているリー・ヴァン・クリーフがものすごく格好いい。登場した瞬間から心を奪われる佇まいだ。ひとつの町で完結した前作より、スケールも大きくなっている。もちろん、予算がアップしたからだろう。どちらかというとこっちのほうが好きだなぁ。
せっかくだから「3本立て」にしようと思ったんだけど、"The Good, the Bad, and the Ugly"は今回は見返すのを断念。だって、これ2時間40分くらいあるんだよ!隠された財宝をめぐってタイトルどおりに3人の男が争う話で、この3本の中では間違いなく一番の大作で、米国で一番人気があるのもこれのようだ。
3本目を見る代わりに、西部劇気分でワイルドなチリを作って夕飯のおかずにしてみた。まあ、そういう気分だったということで。
2011/06/01
ア・フュー・グッドメン (1992)
A Few Good Men(BD鑑賞)
近作、『ソシャル・ネットワーク』でアカデミー賞の脚色賞を獲得したアーロン・ソーキンが書いた舞台劇をもとに、本人脚色の上、ロブ・ライナー監督で映画化されたのが本作。国内盤BD。仕様は取り立てて良いとも悪いとも思わないが、メイキングは4:3のSD映像。おそらくDVD化の時に作ったものだろう。
お話しはこう。
米海兵隊基地で発生した殺人事件。被害者による不法行為の密告に腹を立てた同僚らによる毒殺として早期の幕引きを図るため、司法取引を得意とし、優秀ではあるものの法定に立った経験もない青二才な主人公に弁護が委ねられる。有罪を認めることで有利な条件を引き出そうとする主人公だったが、被疑者らが有罪を認めることを頑なに拒む。この事件に並々ならぬ関心を示す内部監察官はこの事件の裏に「コード・レッド」と呼ばれる上官からの非公式だが絶対服従の命令が絡んでいると踏んでおり、法定で争うようけしかける。疑惑の証明に足る決定的な証拠を掴めぬまま法廷闘争に臨む主人公らの前に、基地の全権を司る大佐が立ちふさがる。
優秀な法定弁護人だった父親に対するコンプレックスを持っていた主人公が、怪物的な大佐と対峙する試練を通じ、一人前になっていく物語になっている。
主人公がトム・クルーズ、同僚にケヴィン・ポラック、監察官にデミ・ムーア、検察にケヴィン・ベーコン、大佐にジャック・ニコルソン。その側近に今はなきJTウォルシュ。その他基地の海兵隊員の役でノア・ワイリーとかキューバ・グッディング・ジュニアとか、キーファー・サザーランドとか。被疑者のひとりにジェームズ・マーシャル。バーのシーンでアーロン・ソーキンのカメオ出演あり。なかなか豪華。
アーロン・ソーキンが、海軍基地での司法業務経験のある姉の経験から膨らませて創作した軍事法廷劇。通常の法廷と違って、軍隊ならではのしきたりであったりルールであったりが独特で、面白い。
「コード・レッド」ってのは、シゴキというか、カワイガリというか。組織的かつ暴力的な制裁行為。殺された被害者本人からの強い転属依頼が出されていたが、転属の命令を出す代わりにキッチリと根性たたき直してやれや、と命令を出した大佐。しかし、いろんな偶然が重なって、相手が死んでしまう。慌てた大佐らは真相を隠蔽し、証拠も湮滅し、トカゲの尻尾切りをしようと図ったというのが真相。転属命令を偽装し、毒殺を偽装し、フライト記録を抹消し、偽証した。それを以下に証明するか、絶対的権力を持つ上官をいかに追いつめるか。そこが見所。
ちなみに、事件の起きた海軍基地というのは、悪名高きグアンタナモだ。この基地はキューバにある。ここは米西戦争を起源とし、カストロ以前のキューバ政府から米国が「永久租借」したものである。現キューバ政府の立場としては「不法占拠」ということになろう。米国内法もキューバ法も適用されず、軍法だけが適用される治外法権区域だという。
まあ、どうってことのないストーリーではあるが、構成とダイアローグの巧みさ、役者の熱演で最後まで面白く見られる。ジャック・ニコルソンの怪演、クライマックスでの名台詞(I want the truth! に対し、You can't handle the truth! と怒鳴り返すやつ)はつとに有名で、あちこちでパロディにされた。登場してひとことふたことしゃべるだけで場の雰囲気を一変させる迫力は流石だ。周囲の若い役者たちがみな引きずられて、演技のレベルが相対的に上がってるよね。
この映画、面白さの多くがダイアローグによっていることが、日本であまり人気がない理由の一つだろう。字幕や吹き替えじゃ、なかなか面白さが伝わらない。それに、やる気のない邦題な。変に冠詞をとるのは良くないと思うが、だからって、こんなタイトルにするなよ!
近作、『ソシャル・ネットワーク』でアカデミー賞の脚色賞を獲得したアーロン・ソーキンが書いた舞台劇をもとに、本人脚色の上、ロブ・ライナー監督で映画化されたのが本作。国内盤BD。仕様は取り立てて良いとも悪いとも思わないが、メイキングは4:3のSD映像。おそらくDVD化の時に作ったものだろう。
お話しはこう。
米海兵隊基地で発生した殺人事件。被害者による不法行為の密告に腹を立てた同僚らによる毒殺として早期の幕引きを図るため、司法取引を得意とし、優秀ではあるものの法定に立った経験もない青二才な主人公に弁護が委ねられる。有罪を認めることで有利な条件を引き出そうとする主人公だったが、被疑者らが有罪を認めることを頑なに拒む。この事件に並々ならぬ関心を示す内部監察官はこの事件の裏に「コード・レッド」と呼ばれる上官からの非公式だが絶対服従の命令が絡んでいると踏んでおり、法定で争うようけしかける。疑惑の証明に足る決定的な証拠を掴めぬまま法廷闘争に臨む主人公らの前に、基地の全権を司る大佐が立ちふさがる。
優秀な法定弁護人だった父親に対するコンプレックスを持っていた主人公が、怪物的な大佐と対峙する試練を通じ、一人前になっていく物語になっている。
主人公がトム・クルーズ、同僚にケヴィン・ポラック、監察官にデミ・ムーア、検察にケヴィン・ベーコン、大佐にジャック・ニコルソン。その側近に今はなきJTウォルシュ。その他基地の海兵隊員の役でノア・ワイリーとかキューバ・グッディング・ジュニアとか、キーファー・サザーランドとか。被疑者のひとりにジェームズ・マーシャル。バーのシーンでアーロン・ソーキンのカメオ出演あり。なかなか豪華。
アーロン・ソーキンが、海軍基地での司法業務経験のある姉の経験から膨らませて創作した軍事法廷劇。通常の法廷と違って、軍隊ならではのしきたりであったりルールであったりが独特で、面白い。
「コード・レッド」ってのは、シゴキというか、カワイガリというか。組織的かつ暴力的な制裁行為。殺された被害者本人からの強い転属依頼が出されていたが、転属の命令を出す代わりにキッチリと根性たたき直してやれや、と命令を出した大佐。しかし、いろんな偶然が重なって、相手が死んでしまう。慌てた大佐らは真相を隠蔽し、証拠も湮滅し、トカゲの尻尾切りをしようと図ったというのが真相。転属命令を偽装し、毒殺を偽装し、フライト記録を抹消し、偽証した。それを以下に証明するか、絶対的権力を持つ上官をいかに追いつめるか。そこが見所。
ちなみに、事件の起きた海軍基地というのは、悪名高きグアンタナモだ。この基地はキューバにある。ここは米西戦争を起源とし、カストロ以前のキューバ政府から米国が「永久租借」したものである。現キューバ政府の立場としては「不法占拠」ということになろう。米国内法もキューバ法も適用されず、軍法だけが適用される治外法権区域だという。
まあ、どうってことのないストーリーではあるが、構成とダイアローグの巧みさ、役者の熱演で最後まで面白く見られる。ジャック・ニコルソンの怪演、クライマックスでの名台詞(I want the truth! に対し、You can't handle the truth! と怒鳴り返すやつ)はつとに有名で、あちこちでパロディにされた。登場してひとことふたことしゃべるだけで場の雰囲気を一変させる迫力は流石だ。周囲の若い役者たちがみな引きずられて、演技のレベルが相対的に上がってるよね。
この映画、面白さの多くがダイアローグによっていることが、日本であまり人気がない理由の一つだろう。字幕や吹き替えじゃ、なかなか面白さが伝わらない。それに、やる気のない邦題な。変に冠詞をとるのは良くないと思うが、だからって、こんなタイトルにするなよ!
2011/04/11
『リーサル・ウェポン』シリーズ(1987-1998)
震災直後の「買い占め」が問題視されていた頃、同じ買い占めでも人様の迷惑にならないだろうと、タワレコの棚に残っていた『リーサル・ウェポン』シリーズ(BD)をまとめ買いした。いずれも初見は劇場。1~3はLDで持っていたが、4を買うのは初めて。
このシリーズ、ご存知のとおり、キャラクターの成長とキャラクターの増加に合わせて、重心がどんどんコメディ寄りになっていき、アクションも派手でコミック的になっていく。久しぶりにシリーズ通しでみたが、映画の感想は昔と同じ。
1(1987):刑事コンビもののアクション映画として面白い。
2(1989):刑事コンビもののアクション・コメディ映画として面白い。
3(1992):オープニング・クレジットがかっこいい。
4(1998):エンド・クレジットが和む。
最初の2本に比べると3本目から出来が落ちるのは衆目の一致するところだが、この3本目のオープニング・クレジットが大好きだ。黒背景に生き物のように這う炎。これは、住宅建設現場でのクライマックスが炎に包まれることを暗示するものだ。クラプトンのギターにスティングの渋い歌声がかぶる。走る炎が「3」の数字に燃え上がってタイトル。・・・これ、シリーズ中でも最高にかっこいい瞬間。劇場でみたとき興奮したのを覚えてるけど、この映画、残念なことにそこが最高到達点で、その後はどんどん盛り下がっていってしまう。まあ、ギブソンとレネ・ルッソが傷跡自慢で盛り上がるシーンも悪くはないんだけどさ。
4はジェット・リーも楽しいけれど、作品そのものがおまけというか、カーテンコールである。だから、その最後を飾るエンディングが一番。同窓会的な雰囲気がよく出ていて、文字通り和むのだ。
ところで、2と3で脚本にクレジットされたジェフリー・ボームという脚本家、最近聞かないなぁ、と思っていたら、50代半ばで2000年にお亡くなりになっていたとは知らなかった。娯楽映画の良い書き手だと思っていたのに。残念。
BDとしては、1、2の画質はあんまり良くない。1はDVDで出ていたというディレクターズ・カット版じゃないというのもちょっと残念。4のディスクに入っている、ダニー・グローヴァーがホストになって過去4作の舞台裏や名場面を振り返る特典がちょっと楽しかった。
このシリーズ、ご存知のとおり、キャラクターの成長とキャラクターの増加に合わせて、重心がどんどんコメディ寄りになっていき、アクションも派手でコミック的になっていく。久しぶりにシリーズ通しでみたが、映画の感想は昔と同じ。
1(1987):刑事コンビもののアクション映画として面白い。
2(1989):刑事コンビもののアクション・コメディ映画として面白い。
3(1992):オープニング・クレジットがかっこいい。
4(1998):エンド・クレジットが和む。
最初の2本に比べると3本目から出来が落ちるのは衆目の一致するところだが、この3本目のオープニング・クレジットが大好きだ。黒背景に生き物のように這う炎。これは、住宅建設現場でのクライマックスが炎に包まれることを暗示するものだ。クラプトンのギターにスティングの渋い歌声がかぶる。走る炎が「3」の数字に燃え上がってタイトル。・・・これ、シリーズ中でも最高にかっこいい瞬間。劇場でみたとき興奮したのを覚えてるけど、この映画、残念なことにそこが最高到達点で、その後はどんどん盛り下がっていってしまう。まあ、ギブソンとレネ・ルッソが傷跡自慢で盛り上がるシーンも悪くはないんだけどさ。
4はジェット・リーも楽しいけれど、作品そのものがおまけというか、カーテンコールである。だから、その最後を飾るエンディングが一番。同窓会的な雰囲気がよく出ていて、文字通り和むのだ。
ところで、2と3で脚本にクレジットされたジェフリー・ボームという脚本家、最近聞かないなぁ、と思っていたら、50代半ばで2000年にお亡くなりになっていたとは知らなかった。娯楽映画の良い書き手だと思っていたのに。残念。
BDとしては、1、2の画質はあんまり良くない。1はDVDで出ていたというディレクターズ・カット版じゃないというのもちょっと残念。4のディスクに入っている、ダニー・グローヴァーがホストになって過去4作の舞台裏や名場面を振り返る特典がちょっと楽しかった。
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