Bride Wars (2009) ☆☆ (@WOWOW録画)
アン・ハサウェイとケイト・ハドソンが共演するコメディ。これ、未公開だったのね。原題 ”Bride Wars” なんで、”ブライダル” になっちゃうんだろうね。
小さいときから「プラザ」での結婚式を夢見てきた2人の親友が、手違いから同じ日にブッキングされてしまったことで関係がこじれ、互いの邪魔をしあうライバルに。際限なくブラックな意地悪合戦が続く中、2人は無事に結婚式を迎えることができるのか、関係を修復することができるのか、というお話し。
なんだかよくわかんないんですが。ひとつしかない予約スポットをめぐって2人が争う、というのならわかる。が、2人は同じ日の同じ時間に重なってしまったとはいえ、「6月某日のプラザ」を予約できたわけで、何を争わなくちゃならんのか、ということである。
互いが互いのメイド・オブ・オナーを務められない、とか、招待客に共通の友人が多いとかいうのは、まあわかる。しかし、ブライド・メイトを務めてあげたい(もらいたい)相手と、ここまで泥沼のケンカをするかどうか。ドタバタものとはいえ、日サロで焦がすとか、ブロンドを青く染めて髪の毛抜けちゃうとか、ちょっとえげつなさ過ぎて笑えない。互いを思えば、Wウェディング一択だろー、と思うわけだが、結婚式くらいはバラバラでやりたい、と、設定を成立させるための「台詞」で即刻否定されるのだ。
アン・ハサウェイもケイト・ハドソンも好きなのでとりあえず見ていられるけれど、この映画、2人が親友という設定が失敗だと思う。
例えばさ、「知り合いではないが実は似たもの同士の2人が、ひとつしかない予約スポットを巡って争うが、その過程で親友になってWウェディング・ゴールイン!」とかいうのがオーソドックスなんじゃないのかね。あるいは、ちょっとひねって「実は2人が親友どころが互いに恋愛感情を持っていて、ケンカの理由は相手が男と結婚すること自体が許せないという深層心理の発露で、最後は婚約者を捨てて女同士でゴールイン!」とかね。
まあ、おんなじネタでももっと面白くなりそうな脚本家組合ストライキ直前に滑り込みで完成された脚本だけに、練りこみが足りなかったとしかいいようがない。残念。ゲイリー・ウィニック監督。20世紀FOXがインド市場向けヒンディー語リメイクを製作中とか。←それ、見てみたいような気がする。唄ったり、踊ったりするんだよね???
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