The Goods: Live Hard, Sell Hard (☆☆)@WOWOW録画
進退極まった中古車ディーラーの助っ人として雇われたプロのセールス・チームが先頭に立って、独立記念日の週末にあの手この手で在庫車を売りさばこうとするドタバタ・コメディだ。
作り手のインスピレーションは、ロバート・ゼメキスのデビュー作である中古車屋ドタバタ・コメディ『ユーズド・カー』と、デイヴィッド・マメット原作のセールスマンもの『摩天楼を夢みて(グレンギャリー・グレンロス)』にあるという。ジェレミー・ピヴェン主演(←めずらしい)、ヴィング・レームス、ジェームズ・ブローリン、ケン・チョンなど。製作にウィル・フェレルが絡んでいるのだが、映画のノリはそちらな感じで、かつ、カメオ出演もしている。
米国における「中古車のセールスマン」は、信用出来ない人間の代名詞のひとつ。口八丁手八丁で「レモン(欠陥車)」を売りつけ、売った者勝ちというイメージだな。そんな中古車ビジネスを舞台にしてはいるが、この映画、基本的に中古車セールスマンを揶揄したり貶めるものではない。基本的フォーマットは、万年負け組が奮起して結果を残すという、スポーツ物などに典型的なパターンの話であり、それぞれの立場でそれぞれに頑張っている、少し変わった人間たちへの賛歌である。そこまですっきり爽やかで気持ちよい映画ではないけどな。
笑いのネタも、半分面白く、半分不発。コメディ好きの自分でも、「やっすいマチネー料金で見ている分には許容できる程度」の映画だなと思うんだから、出演者も地味なコメディでそういう出来映えであれば未公開街道まっしぐらも致し方ないか。
ところで、主人公が、現場の士気を高めるために朝のミーティングで「パールハーバー」を例えに出したら、感情が昂ったセールスマンたちが(『ハング・オーバー!』や『トランスフォーマー3』で有名になったアジア系のコメディアン)ケン・チョンをタコ殴りにするというギャグがあった。ケン・チョンの役は日系ですらない、というオチがつく。これ、ちょっと嫌だなぁ、笑えないなぁ、と思って見ていたら、案の定、「差別的」だと日系人のコミュニティが抗議したらしい。
コメディのネタにケチをつけたり、あんまり表現を自粛したりするのは無粋だと思っているのだが、やってよい表現とダメな表現の境界線はなかなか難しい問題だ。
上記についても、毎朝毎朝、「ホロコースト」を例えに出してドイツ系をボコスコにし、「アラモ」を例えに出してネイティブ・アメリカンをズタボロにし、「911」でアラブ系を、「KKK」ネタで有色人種が白人全員を叩きのめし、と反復したうえで、「21世紀になっても進歩のない連中だな」くらいの批評的な台詞でオチをまとめれば、アリだったかもしれない。
要は、作り手が、そこで行われている行為を間違ったことであると認識していることを明確に示しているかどうかなんじゃないか。もちろん、ギャグにしているということは、それが「政治的に」間違っているという認識は示しているのに等しい(ので、あまり目くじらをたてたくない)が、本音ではOKと思っているようにも受け取れるから気分が良くないし、反発も出てくるのだな。あと、特定の人種なり何なりだけをターゲットにするのでなく、様々な事象の中で相対化されているほうが批評性につながると思うんだがどうだろうか。"Avenue Q" の歌詞じゃないが、「誰もが少しだけレイシスト♪」なノリになっちゃえば、不謹慎とはいえ、差別的だとは感じないものだ。
2011/11/03
2011/09/28
やっと Star Wars (BD) が届いたよ
9月16日世界同時発売の「スター・ウォーズ」Blu-ray BOX だが、円高によるお得感もあって北米盤の注文をしてあったため、国内での発売にともなうお祭り騒ぎ(?)に随分乗り遅れてしまった。が、amazon.com 普通便での配送で、9月27日に到着。9月中には届くだろうと思っていたので、だいたいこんなものか、という感じ。
うちのポストは小さいのだが、今回の配送はSWだけだったこともあり、他の配達物といっしょにポストの中に突っ込んであった。いつもは不在通知を持って郵便局の「ゆうゆう窓口」(だっけ?)までひとっ走り受取りにいくのだが、今回はその手間が省けてラッキー!
北米盤のパッケージの外観(箱)のデザインは国内盤と変わらない感じだ。
・・・が、外箱から中のケースを取り出してみると、写真にあるような紙のブックスタイルになっている。紙の台紙にプラスティックのケースが貼りつけてあるデジパックとは違って、厚みのある紙の頁にスリットがあって、頁の厚みの中にぴったりとディスクが収まる。これ、同じ20世紀フォックスの「エイリアン・アンソロジー」北米盤も同じスタイルだった。愛蔵版として質感も高く、なかなか良い感じだと思う。BOXものはこういうのがいいなぁ。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は安っぽかったもんなぁ。
そのかわりかどうかしらないが、ディスク盤面のデザインはあっさりしたものである。せっかくだから、それぞれの頁のイラスト印刷と一体となるような盤面だったら最高だったんだけど。国内盤は1枚1枚にキャラクターが印刷されているんだよね?
とりあえず、エピソード4だけ見た。いくらジョージ・ルーカスが今後は1から順番に、といっていても、やっぱり、制作順に見るのが王道というものだろう!
ディスクを国内仕様のBDプレイヤーにかけると、日本語で注意書き、ウォーニングの類が出てきた。なので「おや?実はディスクの仕様は世界共通で、プレイヤーの設定次第でメニュー、アクセスできる字幕や吹き替え音声の種類が切りかわるタイプなのか?」と思ったが、本編には(当然ながら)日本語字幕・音声の収録はなかった。やっぱりそうだよねー。
そういえば、このあいだ見た北米盤の『荒野の用心棒』も、冒頭のウォーニングだけ日本語で出たが、本編は北米仕様で日本語字幕・吹き替えはなかったっけな。まあ、最初から期待していないのでどちらでもよいのだけど。なんか不思議な感じだな。
見た感想としては、解像度が上がったことで、もともとのフィルムの解像度のよいシーンとなんとなくごまかしていたシーンの差がはっきりわかっちゃうんだなぁ、というのが印象的だった。合成シーンの粗とかも。まあ、それも含めて楽しく、興味深くはある。
あと、1997年の「特別編」で追加されたCGIの生き物は、やっぱりなんか不自然にみえる。CGIに置き換えられた一部のXファイターのシーンもそこだけ少し浮いているしな。
エンドクレジットはCGIのスタッフとかも出てきたので、1997年の特別編準拠だと思うが、ちょっと気になったことがあるのでもう一回確認しようと思っている。
内容面では、オビ・ワンの台詞や演技、R2D2の振る舞いなど、新3部作を踏まえてみると、いろいろ意味合いが変わって見えてくる部分が多く、改めてそういう視点でみると、とても面白い。また、英語のセリフだとそこそこ巧妙に新3部作との整合問題を回避できているように感じた。よく指摘されている矛盾のいくつかは、字幕・吹替に起因しているんじゃないか。
あと、見てないのだけど、特典ディスクの中にある旧3部作絡みの3つのメイキング、昔、LDで出てたやつといっしょだよね。多分、まだ持ってるんだけど、これで処分できそうだ。
2011/09/27
検索による記事へのアクセス傾向
ここので "Mac"とか、"Apple" 関連のエントリーを書くと、情報収集している人たちが検索で飛んでくるのか、古くなった記事でもコンスタントにアクセスがある。さすがにそちら方面は興味・関心をもつ人が多いんだなぁ、と思う。
と、同時に、ここにきても、そういう情報を集めている人にはあんまり役に立つ記事があるわけでも、たくさんのエントリーがあるわけでもないため、申し訳ない気持ちになったりもする。
しかし、ここ最近は9/21づけのフランス製TV映画の記事へのアクセスがやたらに多く、"apple"関連の記事のアクセス数とトップ争いをしているのが面白い。やっぱり、タイトルが検索でひっかかるっていうことなんだろうか。。。映画の感想・レビュー系はそれこそいっぱい書いているのだが、こんなにひとつの記事にアクセスが集まることなんてないよっ!
で、やはり、もしかしたらそっち系の情報を集めている人には何の役にもたたないエントリーだったりして。他に同じジャンルの記事もないしな。
と、同時に、ここにきても、そういう情報を集めている人にはあんまり役に立つ記事があるわけでも、たくさんのエントリーがあるわけでもないため、申し訳ない気持ちになったりもする。
しかし、ここ最近は9/21づけのフランス製TV映画の記事へのアクセスがやたらに多く、"apple"関連の記事のアクセス数とトップ争いをしているのが面白い。やっぱり、タイトルが検索でひっかかるっていうことなんだろうか。。。映画の感想・レビュー系はそれこそいっぱい書いているのだが、こんなにひとつの記事にアクセスが集まることなんてないよっ!
で、やはり、もしかしたらそっち系の情報を集めている人には何の役にもたたないエントリーだったりして。他に同じジャンルの記事もないしな。
2011/09/21
ザ・レイプ 欲望の報酬(2010)
Mes Cheres Etudes (Student Services) (☆☆☆)@WOWOW録画
まあ、なんだか酷い邦題なんだけど。フランスのTV映画、らしい。
3年ほど前に、フランスの学生の経済的な困窮と、それが原因でネットで媒介される学生売春の広がりが話題となったことがある。フランスの大学は学費が殆どかからないなど恵まれたイメージがあるが、親からの十分な援助が得られない、あるいは、大人になったら経済的に自立するのがあたりまえだという考え方が根強く、同時に、労働市場の慣行から学生や若者の職業機会が限られていることなどが背景にあるんだそうだ。それで、生活費を稼ぐため、手軽にかせぐことができる売春に深入りした経験談などが相次いで出版されたことで、ある種、社会問題的な注目を集めたらしい。
これは、そうした出版物のなかで語られたある学生の経験談を脚色・監督したもののようだ。題材が題材なので全編いろいろと「エロ」はあるんだけど、女性監督(エマニュエル・ベルコ)の作品であることも手伝って、社会的な問題提起を隠し味にした「貧乏女子学生の青春映画」になっている。
題材的には、「大学をきっちり卒業したい貧乏学生が生活費に困って売春する」話なので、「小学生が親に強制されて家族を養うために売春」させられていたり、「中高生が遊ぶ金欲しさに売春」しているこの国の現在を思えばなんら驚きも何もなく、まあ、70年代だったら成立したかもね、という感じだろうか。
でも、売春が違法ではないフランスでこういう話がセンセーショナルになるというのは、やはり、社会階層意識みたいなものが強固に残っているためなのかな、と思ってみたりする。
それはともかく、「貧乏女子学生の青春映画」としては面白い。最初は恐る恐る、しかし必要に迫られて仕事に手を染めた素人そのものの主人公が、身を守る術もなく危ない橋を渡りながら、しかし簡単に手に入る大金で感覚が麻痺していく心理をうまく描き出していて面白い。
それに、ラスト。学位をとって卒業し、仕事を得てもなお、十分な収入を得ることが出来ずに過去の稼業を続けていることを示唆して、個人の特異な体験談ではなく、背後にある構造的な問題を浮かび上がらせているあたりが、作り手の「ただのエロ映画では終わらせない」意気込みを感じさせて、印象に残った。
もう少しましな扱いを受けてしかるべき作品だとは思うんだけどな。これ。
まあ、なんだか酷い邦題なんだけど。フランスのTV映画、らしい。
3年ほど前に、フランスの学生の経済的な困窮と、それが原因でネットで媒介される学生売春の広がりが話題となったことがある。フランスの大学は学費が殆どかからないなど恵まれたイメージがあるが、親からの十分な援助が得られない、あるいは、大人になったら経済的に自立するのがあたりまえだという考え方が根強く、同時に、労働市場の慣行から学生や若者の職業機会が限られていることなどが背景にあるんだそうだ。それで、生活費を稼ぐため、手軽にかせぐことができる売春に深入りした経験談などが相次いで出版されたことで、ある種、社会問題的な注目を集めたらしい。
これは、そうした出版物のなかで語られたある学生の経験談を脚色・監督したもののようだ。題材が題材なので全編いろいろと「エロ」はあるんだけど、女性監督(エマニュエル・ベルコ)の作品であることも手伝って、社会的な問題提起を隠し味にした「貧乏女子学生の青春映画」になっている。
題材的には、「大学をきっちり卒業したい貧乏学生が生活費に困って売春する」話なので、「小学生が親に強制されて家族を養うために売春」させられていたり、「中高生が遊ぶ金欲しさに売春」しているこの国の現在を思えばなんら驚きも何もなく、まあ、70年代だったら成立したかもね、という感じだろうか。
でも、売春が違法ではないフランスでこういう話がセンセーショナルになるというのは、やはり、社会階層意識みたいなものが強固に残っているためなのかな、と思ってみたりする。
それはともかく、「貧乏女子学生の青春映画」としては面白い。最初は恐る恐る、しかし必要に迫られて仕事に手を染めた素人そのものの主人公が、身を守る術もなく危ない橋を渡りながら、しかし簡単に手に入る大金で感覚が麻痺していく心理をうまく描き出していて面白い。
それに、ラスト。学位をとって卒業し、仕事を得てもなお、十分な収入を得ることが出来ずに過去の稼業を続けていることを示唆して、個人の特異な体験談ではなく、背後にある構造的な問題を浮かび上がらせているあたりが、作り手の「ただのエロ映画では終わらせない」意気込みを感じさせて、印象に残った。
もう少しましな扱いを受けてしかるべき作品だとは思うんだけどな。これ。
2011/09/20
恋する宇宙(2009)
Adam (☆☆☆)@WOWOW録画
あー、何を期待したら良いのか分からない、意味不明な邦題ですが。
原題はAdam、主人公の男の名前ですね。で、この男、あきらかに日常生活に難儀を生じるレベルのアスペルガー症候群なわけ。彼を庇護してきた父親を失い、折からの不況で(父親の後ろ盾によって就くことができた)職も失ってしまう。この男が、同じ建物に越してきた代用教員をしている女性と出会い、恋をし、次第に交流を深めていく。これは、そういう真面目で苦目なロマンティック・コメディ(だけど、コメディのほうにはあまり重心がない)なのね。ちなみに製作はお馴染み"フォックス・サーチライト・ピクチャーズ"だから、お気楽なデート・ムービーではないことは、自明。
この映画は、わりと面白い。互いに好意を抱いていても、その距離を縮めるため、互いに乗り越えなくてはならない大きな障壁を抱えたカップルの話という意味では、普遍的な物語でもある。また、夢物語のように甘い話にはなっていない。乗り越えられない一線もあるのだ。でも、つらい現実を追認して終わるような冷たい映画ではない。ほんの少しだが、将来への希望を垣間みせて幕を閉じる脚本はとても後味がいい。
男の発達障害をどのくらい正確に描いているかはわからない。が、この映画の主人公は"「王様は裸だ」と声を上げてしまうある種の純粋さ(とKYさ)を持ち合わせた子供"と重ねあわせて描かれている。周囲に庇護されてきたがゆえの、精神的に未成熟なところを持った青年だ。女性は主人公のそんなところに惹かれるが、それゆえに素直なハッピーエンドには向かうことができない。
で、男が宇宙、天体観察等にも興味を持っているエンジニアで、自室がプラネタリウム状態になっていることが・・・「宇宙」?なんだよね。きっと。
あー、何を期待したら良いのか分からない、意味不明な邦題ですが。
原題はAdam、主人公の男の名前ですね。で、この男、あきらかに日常生活に難儀を生じるレベルのアスペルガー症候群なわけ。彼を庇護してきた父親を失い、折からの不況で(父親の後ろ盾によって就くことができた)職も失ってしまう。この男が、同じ建物に越してきた代用教員をしている女性と出会い、恋をし、次第に交流を深めていく。これは、そういう真面目で苦目なロマンティック・コメディ(だけど、コメディのほうにはあまり重心がない)なのね。ちなみに製作はお馴染み"フォックス・サーチライト・ピクチャーズ"だから、お気楽なデート・ムービーではないことは、自明。
この映画は、わりと面白い。互いに好意を抱いていても、その距離を縮めるため、互いに乗り越えなくてはならない大きな障壁を抱えたカップルの話という意味では、普遍的な物語でもある。また、夢物語のように甘い話にはなっていない。乗り越えられない一線もあるのだ。でも、つらい現実を追認して終わるような冷たい映画ではない。ほんの少しだが、将来への希望を垣間みせて幕を閉じる脚本はとても後味がいい。
男の発達障害をどのくらい正確に描いているかはわからない。が、この映画の主人公は"「王様は裸だ」と声を上げてしまうある種の純粋さ(とKYさ)を持ち合わせた子供"と重ねあわせて描かれている。周囲に庇護されてきたがゆえの、精神的に未成熟なところを持った青年だ。女性は主人公のそんなところに惹かれるが、それゆえに素直なハッピーエンドには向かうことができない。
で、男が宇宙、天体観察等にも興味を持っているエンジニアで、自室がプラネタリウム状態になっていることが・・・「宇宙」?なんだよね。きっと。
2011/09/18
恋する履歴書(2009)
Post Grad (☆☆★)@WOWOW録画
これ、未公開映画かな。WOWOWの放送を録画してみた、原題 "Post Grad" 、卒業後、といったところか。
大学を卒業した主人公の女の子が希望する出版会社に就職できず、あちこちに応募するもうまくいかず、同級生で東海岸のロースクールに行くか迷っている恋人ともしっくりいかず、隣に住んでいるブラジル人CMディレクターといちゃついてみたりしながら、自分が大切に思うものは何かに気がついていく話。
邦題だと、溌剌とした女の子を主人公にして、就職活動頑張ります!というのか、「就職戦線異状なし」+ロマンティック・コメディみたいな印象をうけるが、恋に仕事(就職活動)に頑張る女の子の話ではないんだな。
終盤、せっかく手に入れたチャンスを平気でふいにするし、この子がどういうキャリアを築いていくつもりなのか、さっぱり謎。そのあたりを何も描かないまま「ハッピーエンド」にしてしまうという意味で、そもそも「女の子とキャリア」をテーマにした映画ではないっちゅうことだろう。ただ、もともとそういう映画ではないとしても、ちょっとそのあたりは釈然としない。女性監督なんだから、なおのこと、違った描き方があったんじゃないかと思う。
主役を演じるアレクシス・ブリーデルという女優さんは可愛い。"The Sisterfood ofthe Travelling Pants" (邦題忘れた)シリーズが一番代表作っぽいようだけど、それを見てないので主演扱いで見るのは始めてだ。彼女の家族が描かれるウェートが高いのだが、少しユニークで愛すべき父親役としてマイケル・キートンが出演していて、なかなか良い味を出している。
監督のヴィッキー・ジェンソンって、アニメ畑の人で、ドリームワークスの『シュレック』『シャーク・テイル』で監督としてクレジットされているんだね。実写は始めてなんじゃないの?
これ、未公開映画かな。WOWOWの放送を録画してみた、原題 "Post Grad" 、卒業後、といったところか。
大学を卒業した主人公の女の子が希望する出版会社に就職できず、あちこちに応募するもうまくいかず、同級生で東海岸のロースクールに行くか迷っている恋人ともしっくりいかず、隣に住んでいるブラジル人CMディレクターといちゃついてみたりしながら、自分が大切に思うものは何かに気がついていく話。
邦題だと、溌剌とした女の子を主人公にして、就職活動頑張ります!というのか、「就職戦線異状なし」+ロマンティック・コメディみたいな印象をうけるが、恋に仕事(就職活動)に頑張る女の子の話ではないんだな。
終盤、せっかく手に入れたチャンスを平気でふいにするし、この子がどういうキャリアを築いていくつもりなのか、さっぱり謎。そのあたりを何も描かないまま「ハッピーエンド」にしてしまうという意味で、そもそも「女の子とキャリア」をテーマにした映画ではないっちゅうことだろう。ただ、もともとそういう映画ではないとしても、ちょっとそのあたりは釈然としない。女性監督なんだから、なおのこと、違った描き方があったんじゃないかと思う。
主役を演じるアレクシス・ブリーデルという女優さんは可愛い。"The Sisterfood ofthe Travelling Pants" (邦題忘れた)シリーズが一番代表作っぽいようだけど、それを見てないので主演扱いで見るのは始めてだ。彼女の家族が描かれるウェートが高いのだが、少しユニークで愛すべき父親役としてマイケル・キートンが出演していて、なかなか良い味を出している。
監督のヴィッキー・ジェンソンって、アニメ畑の人で、ドリームワークスの『シュレック』『シャーク・テイル』で監督としてクレジットされているんだね。実写は始めてなんじゃないの?
2011/09/16
読書の秋ってことで
ここのところ、ガイ・リッチー監督の映画『シャーロック・ホームズ』、NHK-BSでも放送されたBBC製作のドラマ『シャーロック』と、アーサー・コナンドイルのシャーロック・ホームズをネタにしたものでいろいろ楽しませてもらっている。映画版は目立たく続編 "Game of Shadows" が製作され、日本での公開も来年春に決まったし、21世紀、現代のロンドンを舞台にした『シャーロック』も、きになる続きの制作が進んでいるようなので、とても楽しみにしている。
しかし考えてみると、この有名な探偵の物語、私はどうやら小学校の図書館で読んだ子供向きに編纂されたバージョンをひととおり読んだだけで、あとはグラナダTV制作版のNHK放映バージョンだったり、宮崎駿の犬のやつだったり、アンブリン製作の『ヤング・シャーロック』のようなもろもろの二次創作物を見ただけで、きちんと読んだことがなかったんじゃないかと思いあたった。それで、これを機会に光文社文庫から出ている『新訳シャーロック・ホームズ全集(全9巻)』を買って読んでみることにしたわけですよ。読書の秋っていうしね。
電車の中などでちょこちょこ読んでいるのでまだ3冊めまで読んだところ。『緋色の研究』『四つの署名』、『シャーロック・ホームズの冒険』と読み進んできた。概ね発表順?に読んでいこうかなぁと思っている。
この新訳版、訳がこなれていてとても読みやすい。また、普通に物語を楽しむ上で必要にして十分な注釈もあるし、文庫本にしては装丁も上質であると思う。また、昔に刊行されたこういう古典的な作品の文庫は、文字が小さかったり、行間が詰まっていたりで、読んでいて疲れてしまうので敬遠していたところがあるのだが、やはり新しく刊行されただけのことはあって、そのあたりも現代基準になっているからたいへんありがたい。
ガイ・リッチー版や、BBC『シャーロック』などで強調されて描かれるホームズの変人ぶりや危ないところ、単なる頭脳派だけでなく、実は腕も立つというようなところなどは、最初、勝手なイメージとして頭の中に作り上げていた「ホームズ像」とは乖離があって面食らったが、こうしてあらためて読んでみると、みんな原作の中にしっかりと書かれていることばかりなんだなぁ、と感心している。グラナダ版のドラマでも映像化されていたみたいだが、そういう印象は持っていなかった。NHK放映版では編集があったのか、それともあまり気を止めずに見ていただけだったのかなぁ。
ところで、電車の中で本を読んでいると、iPhoneをいじる時間が減って、そのぶんだけバッテリーの持ちがよくなるものですね。。。
しかし考えてみると、この有名な探偵の物語、私はどうやら小学校の図書館で読んだ子供向きに編纂されたバージョンをひととおり読んだだけで、あとはグラナダTV制作版のNHK放映バージョンだったり、宮崎駿の犬のやつだったり、アンブリン製作の『ヤング・シャーロック』のようなもろもろの二次創作物を見ただけで、きちんと読んだことがなかったんじゃないかと思いあたった。それで、これを機会に光文社文庫から出ている『新訳シャーロック・ホームズ全集(全9巻)』を買って読んでみることにしたわけですよ。読書の秋っていうしね。
電車の中などでちょこちょこ読んでいるのでまだ3冊めまで読んだところ。『緋色の研究』『四つの署名』、『シャーロック・ホームズの冒険』と読み進んできた。概ね発表順?に読んでいこうかなぁと思っている。
この新訳版、訳がこなれていてとても読みやすい。また、普通に物語を楽しむ上で必要にして十分な注釈もあるし、文庫本にしては装丁も上質であると思う。また、昔に刊行されたこういう古典的な作品の文庫は、文字が小さかったり、行間が詰まっていたりで、読んでいて疲れてしまうので敬遠していたところがあるのだが、やはり新しく刊行されただけのことはあって、そのあたりも現代基準になっているからたいへんありがたい。
ガイ・リッチー版や、BBC『シャーロック』などで強調されて描かれるホームズの変人ぶりや危ないところ、単なる頭脳派だけでなく、実は腕も立つというようなところなどは、最初、勝手なイメージとして頭の中に作り上げていた「ホームズ像」とは乖離があって面食らったが、こうしてあらためて読んでみると、みんな原作の中にしっかりと書かれていることばかりなんだなぁ、と感心している。グラナダ版のドラマでも映像化されていたみたいだが、そういう印象は持っていなかった。NHK放映版では編集があったのか、それともあまり気を止めずに見ていただけだったのかなぁ。
ところで、電車の中で本を読んでいると、iPhoneをいじる時間が減って、そのぶんだけバッテリーの持ちがよくなるものですね。。。
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